数に強くなる

弾言から購入
(p24)具象→抽象→具象の図は秀逸
P14 「数に強い人」とは
1.物事を数量的によく考えることができて、しかも覚えておくことができる人。物事の全体像がキチンと頭の中に入っていて、その全体像との絡みで数を考え、覚えられる人
2.物事から数を引き出して、自分の表現したいことの道筋にその数を乗せ、加工し、発展させることができる人。「数を作れる人」
p21「数に強い」経営者−全体を大づかみに見ることができる
「全体の傾向を見る」ことをしている−微分的な発想−損益計算書
「全体の量がどのくらいになるか」を見ている−積分的な発想−貸借対照表

p69物事の先頭に立って動いている人は、「その場で作る」という動作をしている。大事なのは「たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはいけない。必要な数は、見たその場で作れなくてはいけない」ということ。それにはいつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練し続けよ
p74体感基準をインプットすると物事を理解するときの基準にできる
p84「数の認識回路」を作るには頭の中にインプットするだけでなく、自分が積極的に動いて外へ向かってアウトプットすることも必要
p102間違いは一度見直せば1/100に減る、二度見直せば1/10000に減る
p133量的変化が質的変化をもたらす
p135リーダーは必ず「変わる」を基軸にして自分の考え方や行動を組み立てている。そして、すぐれたリーダーが「先を読む」「予測する」という動作に長けているのも「変わる」を機軸にしているからである。真のリーダーは、何かの現象を見ているときには「その現象を表出させている条件はこれまでと同じなのか、違うのか」ということを徹底的に吟味する。「先を読む」「予測する」という動作はその吟味があって初めて可能になるのである。
p163仮説を立てるということは見る視点をもつということである。検証して仮説が間違っていると分かれば、当然ながら仮説は崩れる。しかし、「間違える」ということは「価値がない」ということではない。仮説が崩れたらまた新しい仮説を立てて検証すればよい。真実はその繰り返しの中であきらかになっていく。だからこそ、「仮説立証」が大事なのである。そして仮説を立てたり仮説を検証するときの強力な道具が「数」なのである。
p200日本では資格でメシは食えない、日本で本当に大事なのは「人がくれる信用」である

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数に強くなる (岩波新書)

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