「見える化」仕事術

見える化」といえば遠藤先生だなあ、でも石川さんだから面白いはず!と購入

表紙裏のコメント「本書に挙げたスキルの多くは、すでにご存じのものばかりかもしれません。けれども、知っているのと使えるのとでは、天と地ほども違います。」は心から納得。結局どれだけ知っていても使いこなせなければ意味がないわけで、それを「使える」ようにするには「見える化」することが有効だよと石川さんは言っている。
p5自分は何を考えているのか、どのように考えているのか、どうしたいと考えているのか、ということを「見える化」することにより①自分の考えを深め②それを他者と共有し、コミュニケーションを誘発し③さらに思考レベルを高めていく、ことができるのです。
−hoコミュニケーションとはお互いの思考を持ち寄ってより良いものを作っていくことであり、「思考の見える化」はとても重要なスキルだと思う
見える化」を初級から中級、上級へと進めていくが、目ウロコだったのは次の箇所
p174事前にプロアクティブなプランがあるのであれば、実行結果をチェックして、適切に迅速にリアクションすればよいのであって、PDCAで考えると、プロアクティブとリアクティブは対になっている車の両輪のような役割なのです。プランなきリアクションがいけないのです。プロアクティブとリアクティブは両者があってはじめて有効になります。
−ho完全にプロアクティブが良くリアクティブが悪いという認識でいたので衝撃だった。確かに石川さんの言うとおりリアクティブ=後手ではなくプロアクティブなプランのもとDoした内容に対してcheckというリアクティブをとり次のActionからplanにもどるというのは納得。
p182「WBSを切る」Work Breakdown Structure
目次
第2章ルーチン仕事の「見える化
1何をすべきかを「見える化」する
2チェックシートで、必要最低限の仕事のレベルを維持する
3マニュアルで、誰がやっても同じ結果を生む
4ToDoリストでうっかり忘れを防止する
アジェンダで、ミーティングを「見える化」する
6テンプレート化で、成果物を「見える化」する
第3章思考の「見える化
思考の「見える化」仕事術 四つの型
1分類型「見える化」で、思考を細分化する
①箇条書き②マトリックス③ロジックツリー
2関連型「見える化」で「流れ」を見る
①因果展開ツリー②フロー図③ネットワーク図
自由形見える化」で思考プロセスを「見える化」する
①ブレスト②KJ法③マインドマップ
4ガイド型「見える化」で変革へと誘導する
①AS−ISモデル②TO−BEモデル③Gap分析④トランジションプラン
第4章計画と実行の「見える化
1プランの「見える化」が人を動き出させる
2チェックの「見える化」が実行の確実性を下支えする

この本の狙い通り、どんな時にどれを使ったらよいかが流れの中で書かれているため分かりやすく、けっこう使える箇所が多い。早速使っていく。石川さん次回も期待してます

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