なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか?

p39何をやらなければならないかは、多くの会社は実はよく分かっている。しかし、それを「徹底」できないのが、ライバルに勝てない理由だ
p45企業がやるべきことPD
①既存事業の業績向上②機会の追求③新規事業
企業として環境の変化に合わせて常に朝鮮し続けなければならないが、その挑戦の第一番目は既存事業である。二番目の機会の追求とは、既存事業の周辺分野や周辺地域に進出することをいう。新規事業は最後なのだ。
内容をよく知っている既存事業でうまくやれない会社が新しいことで成功する確率が低いのは当然だろう。特異な事業領域に資源を集中してこそ他社との違いを明確にできる
p122人は元来自由が好きだ。方針に従っている間は細かいことは言わずに自由に動いてもらったほうがよい。本人もそのほうがハッピーだろう。しかし、方針に従わない場合には厳罰で対応する。これが人に働いてもらうポイントだと思う。「管理されたほうが好き」という人もいることは知っているが、そのようなあまりに「飼いならされ」すぎた一部の人のために全体を管理型にするなどというのは本末転倒である。
p150「売上や利益目標がなぜ必要か」
ビジネスに関わる人間として大切なのは「そもそも、なぜ売上げや利益を出すのか、ということに対する信念を持つ」ことだ。執念ではなく信念なのだ。そしてそのベースとして売上高とは何か、利益とは何かということをしっかりと理解することだ。それも、「お客様第一」や「社会への貢献」といった、企業の存在目的と同じベクトル線上での説明ができなければならない。
それでは売上高とはそもそも何だろうか。これは「お客様との接点」だと私は考える。会社はお客様に商品やサービスを提供している。その対価として会社がいただいているのが「売上高」だ。そういった意味で会社の「社会での存在(プレゼンス)」そのものが売上高だ。お客様に喜んでいただいている大きさともいえる。だから、「お客様第一」を標榜している会社は、その喜んでいただいている大きさである売上高を増加させることに大きな意義を見出さなければならない。
次に利益。利益はその売上高から費用を引いたものだが、これは社内での「工夫の度合い」とも言える。もちろん通常、売上高が上がるほど利益を出しやすいから「お客様から喜んでいただいている度合い」であるとも言える。さらに利益は「手段」でもある。次の五つの形で社会に貢献し還元する手段だ。①企業の延命②未来投資③働く人の福利向上④株主還元⑤納税そういった意味で利益は「会社や社会をよくするためのコスト」だとも言える。
管理職は自身でそういった信念を持つとともに社員にそれを宣教師のように伝えることが必要だろう。
p226倒産した社長「明るく、元気、大雑把、見栄っ張り」
成功してる人①せっかち②人を誉めるのがうまい③他人のことでも自分のことのように考えられる④恐いけど優しい⑤素直
p234「今」の意思決定により「未来」を決定づけるのがリーダー
リーダーは「今より未来」「表面より本質」「自分より他人」「順境より逆境」を優先して考えるべきだ
p238お金ばかりを追ってもお金はやってこない。よい仕事をすればお金はついてくる。お金は結果だ。

なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか?

なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか?