1分間マネジャー

和田裕美さん紹介の本、昔からある本なので存在は知っていたが読んだことはなかった。物語形式となっており、振り仮名が昔風(彼女を「あのひと」みたいな)なのを除けば、かなり読みやすく、心に残る本だと思う。物語にすると記憶に「粘り」が出てくるので、今後参考にする機会が多いと思う。
「1分間マネジャーの座右の銘
・気分のよい部下はよい成果を生む
・部下が潜在力を十分に発揮するように力を貸せ。部下が仕事をうまくやっているところを見つけろ
・私が費やす最良の時間は部下に投じる時間である
・人はみな勝者になる可能性をもっている。敗者をよそおう人もいる。その見せかけにだまされるな
・1日1分自分の目標をチェックしろ。成果をチェックしろ。そして自分の行動が目標に合致しているかチェックしろ
・われわれは行動のみの存在ではない。自分の行動を管理する人間そのものである
・目標が行動を促し、成果が行動を持続させる
1分間目標設定
自分の目標について同意納得し承知する
良い行動とはどういうものかを知る
目標は1つずつ、250語以内で1枚の紙に書きつける
各々の目標を何回でも読み直す。だがどの目標も読むのに1分とかからない
1日のうちでときどき1分間使って自分の目標達成具合を調べる
そして自分の行動が目標と合致しているかどうかを調べる
1分間称賛法
前もって部下に伝えよ。彼らの仕事ぶりを指摘する意図があることを
その場ですぐに褒める
正しくうまくやった事柄を具体的に話してやる
うまくやったのを見て、上司としての自分がどんなにいい気分になったか、それが組織やその中で働く人々に以下に役立つかを話す
沈黙の時間を置きいかに気分がいいかを当人にも感じさせる
引き続き同じように頑張るよう励ます
握手をしたり触れたりして組織の中で部下が成功することを援助していることをはっきり分からせる
1分間叱責法
部下がやっていることをはっきりと曖昧でない言葉で指摘するつもりだと言うことを「前もって」はっきり知らせる
−叱責の前半−
まちがった点はただちに叱る
何がまちがっているかを具体的に教えてやる
間違いを見てどう感じたかを部下に話す、確実なはっきりしたことばで
不愉快でも沈黙の数秒間を置き、あなたの感じをしみじみ相手に味わわせる
−叱責の後半−
本心から部下の味方であることがわかるよう、握手をしたり肩に手を置いたりする
部下を高く評価していることを思い出させる
この状況での部下の実績は別として部下に好意を持っていることをもう一度はっきりという
叱責が終わったらそれですべておしまいということをよく認識する




1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!