脳を活かす仕事術

前作も良かったが本作も気づきが多かった本

感覚系回路からインプットした情報を運動系回路を通して一度外部に出力し、再び感覚系回路で入力する。このサイクルが成立して初めて、感覚系と運動系が同じ情報を共有できるわけです。
自分の本来の目的は「情報を整理すること」ではなく「知的な創造性を最大限に発揮すること」そして仕事を通じて「生命の輝き」を放つこと
英語取得こそ最良の「情報整理術」
集中することは無意識の行動の一つです。人は自分の無意識を操ることはできません。しかし「無意識」は「運動系の回路」と非常に密接な関わりがあるため、身体を動かすことで間接的に無意識をコントロールし、集中力を高めるきっかけを作ることができるのです。
相手の注意を喚起するには、話の内容も大切ですが、実はそれ以上に「どのくらい本気か」「どれだけ言葉に生命力を込めているか」に依存するところが大きいのです

「生命の輝き」を放つための5つの行動
①クリエイティビティ(創造性)をもっていること
セレンディピティ(偶然の幸福に出会う力)があること
オプティミスト楽天家)であること
④ダイナミックレンジ(情報の受信範囲)が広いこと
イノベーション(改革・革新)を忘れないこと

「やりたいこと」と「周囲の期待」を両立させる
脳は相手のよいところを吸収する(ミラーニューロン
「根拠なき自信」の効果
「笑って仕事をすること」の効果は大きい
時々、アウェー戦をやると脳は大きく伸びる
一番の理想は自分で「需要」を作り出すこと
英語のシャワーを浴びて脳に英語のエピソードを蓄積させる
未知なき場所を走り、そして道なき場所に道を作る

We are all in the gutter,but some of us are looking at the stars.
我々はみな下水溝の中にいるが、そのうちの何人かは星を見上げている

僕たちは多様性の中を突き進まなければなりません。雑多な生活空間の中にいたとしても自分のビジョンを忘れずにいる「何人か」でいることが、果たしてどこまでできるでしょうか。
人間としてのより高い状態を目指すこと。そのために学習し続け、行動し続ける。それこそが「なりたい自分」になる唯一の方法なのです。

We〜最後までの文章は目頭が熱くなった。茂木さんの思いが強く出ていたからだろうか

脳を活かす仕事術

脳を活かす仕事術