数学嫌いでも数学的思考力が飛躍的に身につく本

「分かったつもり」の弊害ってものすごく大きいのにその認識が外からは出来ない。「思考の歩幅」という言葉がとても納得できた。他人の思考の歩幅を気にしながら話をすることを行動に取り入れてみたい
p27実際に生徒に接して痛感したことは「人によって”分かった”の基準がかなり違う」ということでした。このような「”分かった”の基準の違い」という視点を踏まえて考えると、いかに人が”分かったつもり”になりやすいか認識しやすくなるのです。その結果、自分の”分かった”を疑うことができるようになって「より深い理解」を心がけるよう変われるので”分かったつもり”から抜け出しやすくなるのです
p29”分かったつもり”から抜け出すための必須事項
①「数学的思考力」を身につける−物事の仕組みを一つひとつ整理して考えることの出来る能力
②「思考の歩幅」を理解する
p44「分かりやすさ」には人を動かす力がある。数学的思考力を身に付ければ、物事の本質を分かりやすく解説できることで、人を動かす力を身に付けることにもなる
p163仮説を立てる時にはあくまで「おそらく○○なのでは?」というレベルに留めて、「絶対に○○に違いない!」という思い込みはしないことが重要
p166「バイアス(ゆがみ)」と「思い込み」の関係をキチンと理解して情報を素直に正確に受け取ることがができるようになることが必要なのです。その上で”「仮説」と「検証」の作業を繰り返すことにより「情報の本質」を見抜けるようになれば、情報を判断する能力は、飛躍的に向上することになるのです
p296情報を正確に伝える究極的な方法というのは相手にも”同じ絵”が見えるように説明することで、いろいろな角度から説明して「思い込みを与える隙」をなくし、より正確に理解できるようにしていけばよい
p303数学的思考力とは自分のバイアスを取り除くことで的確に情報を色分けでき「どこがポイントなのか」を的確に見抜いた上で「仮説」と「検証」によって本質を見極められる能力のこと。さらに数学的思考力とは論理性を駆使してそれらの「本質」を繋ぎあわせることで「情報の基盤」を作れる能力のことである



細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

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