カエルを食べてしまえ!

最高の力を発揮するには、自分で自分のチアリーダーにならなければならない。自分を指導し激励して最高のプレーをするように仕向けるのだ。
感情は、前向きなものでも悲観的なものでも、その95%は、自分にどう言い聞かせるかによって決まる。自分に起こったこと自体ではなく、それをどう受け止めるかによって、感じ方が変わるのである。物事に対する見方によって、やる気になるかどうか、元気がわくかどうかが決まるのだ。
やる気をもちつづけるには、徹底した楽天家になる必要がある。人の言葉や行動や反応や、周囲の状況に、前向きに対応することだ。日々の生活につきものの困難や挫折によって気分や感情を左右されないようにしなければならない。
自尊心、つまり自分にどの程度好意をもち尊重できるかによって、やる気と根気が大きく変わる。だからたえず自分に前向きなことを言い聞かせて、自尊心を高めなければならない。「私は自分が好きだ!自分が気に入っている!」と繰り返し言い聞かせ、それを信じ、優れた人間として行動できるように仕向けるのだ。
やる気を持ち続け、疑問や不安がなくなるよう、たえず「私はやれる!やれるんだ!」と言い聞かせよう。
人から調子はどうか聞かれたら、いつでも「絶好調だよ!」と答えよう。
実際はそうでなくても、快活で陽気でいるよう努めるのだ。実は問題をかかえているのだ、などと言ってはいけない。80%の人は他人の問題など気にかけてはくれないし、残り20%の人は自分のことを第一に考えてほしいと思っているのだから。

さまざまな研究で心理学者は、公私にわたる成功と幸福を得るには何よりも「楽天主義者」になることが大事だと言っている。楽天家の特徴として3つの行動をあげることができそうだが、いずれも繰り返し実践することで身につけることができる。
第一は、どんな状況でも”いい面を見つけようとする”ことだ。どんなに事態が悪化しても、常にいい面や有益な面を見つけようとするのだ。そして当然ながら、常に見つけているように思える。
第二は、常に”どんな挫折や難事にも教訓を見いだそうとする”ことだ。楽天家は「難事がもたらされるのは、妨害するためではなく、何かを教えるためである」と考える。どんな挫折や障害にも、そこから何かを学び成長することができるはずだと考え、それを見いだそうとするのだ。
第三は、”どんな問題にも解決策を見つけようとする”ことだ。事態が悪化したとき他人のせいにしたり、不平を言うのではなく、自分で何とかしようとする。「どうすればいいか?いま何ができるか?その次は何をすればいいか?」と考えるのだ。
加えて、いつも楽天的で前向きで陽気な人は、たえず自分の目標について考え、語る。過去のこと、つまりこれまでどうだったかということより、将来のこと、つまり自分がめざすことを考え語るのだ。常に後ろよりも前を見ているのである。
たえず目標や理想を思い描き、自分に前向きになれと言い聞かせれば、それだけ気持ちが集中し、エネルギーがわいてくる。自信もわき、創造的にもなれる。自分には力があり、物事を思いのままにできるという強い気持ちがわいてくる。
そして、前向きになりやる気になればなるほど、いっそうたやすく仕事にとりかかり、どんどん仕事を進めていけるのだ。

まとめ
自分で自分の考えをコントロールしよう。忘れないでほしい、人はつねづね考えているとおりの人間になるのだ。だから、たえず自分が望むことを思い描き、口に出して言うようにしよう。
自分と自分に起きることすべてに対する責任を認め、常に前向きになろう。何ごとに対しても他人を非難したり、他人のせいにしたりしてはいけない。言い訳などしないで、前進するのだ。常に先のことを、つまり生活を向上させるには何をしたらいいかを考え、それにエネルギーをそそぎ、ほかのことは忘れよう

カエルを食べてしまえ!

カエルを食べてしまえ!