ファシリテーション型リーダーシップが身につくスキル

内田君から借りた本、内田君ありがとう
合意形成に必要なものはTOCの理解ということかな。

p67「誰もが安心できる場」をつくるためにポジションパワーに注意し威圧的にならないように注意しよう
p92意思決定とコンセンサス
専制的 独断  意見を聞かずにリーダーが一人で決める
    説得  多数派(リーダー)の意見に従うよう働きかける
    調停  意見の食い違いを第三者が調整して妥協させる
    多数決 多数派の意見をもって結論とする
    コンセンサス 全員が支持できる一つの案を全員でつくり出す
民主的 完全合意 全員の考え方が100%一致するまで議論する
p113人は自分で出した答えでしか動かない
p141「創造的合意形成」創造的な合意形成のためには、両者が本質的に求めるものを見つけ出すことが大きなヒントになります。(中略)あまり賢くないやり方はどちらか一方の主張する価格を押し付けたり、足して2で割る価格で手を打つことです。
そこで少し視点を変えてみましょう。両者は何のために価格交渉をしているのでしょうか。その目的は商品の売買を成立させることにあります。(中略)その中であなたはどれを重量視して相手はどれにこだわっているのでしょうか。
もし互いの優先順位が食い違っていればあなたはあなたが一番重要なものを取り、相手に一番大切なものを譲ってあげるという「交換」が可能となります。(中略)こうすれば100%満足といかなくても一番大切なものを取り合ったのでかなり満足度は高いはずです。単に価格を分け合うよりも創造的な合意形成になります(交換によるアプローチと呼びます)
この時に大切なのは単に一番重要なものを交換するだけでなく相手に譲ったことで失ったものは別の手段で達成できないか「一緒になって」考えてみることです。代替案を一緒に考えることで一人では実現できないアイデアが生まれてきます。両者の協調関係が深くなり合意形成もしやすくなります。
さらにステップした方法もお話しておきましょう。(中略)両者が一緒になってあなたの会社の問題を考えたときに待った区別の方法での協力関係が築けるかもしれないのです。言い換えれば対立のおおもとを両者が一緒になってなくす方法を考えるのです(想像によるアプローチと呼びます)
このように合意形成においては本質的な目的を探し出しそれに対するさまざまな代替案を両者が一緒になって考えることが大変重要です。だからこそ代替案の話をする前に両者が互いの言い分を共感的に理解しあわないといけないのです。互いの深い理解と信頼関係なしに本質的な話はできず想像的な合意形成に向けての一連の流れはすべて繋がっているのです。